From:林 克典

一時期、「ホームページ作りませんか?」という営業電話が多く掛かっていませんでしたか?今でもたまにありますよね?

結論からお話しすると、ホームページを作ってもお客様は増えません。なぜ増えないのか?理由をお話しますね。

ホームページはネット上の店舗!?

ホームページを作ろうと思う多くのケースは、インターネットから店舗への集客です。

店舗に来てくれるお客様が減ってきた、もしくはチラシをまいても来店してくれるお客様が減ってきた・・・などがホームページを作ろうと思ったきっかけではないでしょうか?

最近多いのが、起業や副業をスタートすると同時にホームページを立ち上げるケースです。

ここで私からの質問です。このホームページにはどうやってお客様を集めるのですか?

誤解されているのが、ホームページを作るとホームページに自然に人が集まると思われているところ。

もうすでにリアルの店舗間の競争よりも、ネットの方が競争が激化しています。作ったホームページに、お客様を集客する方が難しくなっているのが現状です。

やみくもにホームページを作ってしまうと、店舗への集客も頑張らなければいけないし、ホームページへの集客も頑張らなければいけないという大変な事態を招きます(T_T)

結果、ホームページを利用した店舗への集客は、ホームーページへの集客が成功した場合に限り、上手くいきます。

ホームページを作るということは、インターネット上に新たに一店舗出店するという気構えが必要です。

じゃあ、ホームページはいらない?

というと、事態はそんなに甘くありません。理由は簡単!

あなたは、何かしようと思ったとき、まず何を見ますか?きっとあなたも、そして多くのお客様もスマホと答えます。

私の母も70歳になりますが、普通にスマホでお店を調べたり、旅館の予約を取ったりしています。小中学生でもスマホやタブレットを使いこなしていますよね?

これは、老若男女みんなインターネットを使って行くか?行かないか?を決めているということ。

ホームページに集客するのは大変そうだから、ホームページはいらない!とも言い切れないですよね?

かつてホームページの役割は信頼の獲得でした

実はホームページっていう言葉は、ネット(Web)の世界では使われていないんです。ちょっと古い概念なんですね。

一般的にホームページというと言われているのは、企業サイトのことです。

会社概要や企業理念、商品やサービスの紹介、店舗紹介などの情報が載っています。主に頻繁に変更されない情報が載っているイメージです。例えるなら名刺のようなもの。名刺の内容は頻繁に変更しないですよね?名刺としてのWebサイトが、一般的にホームページと言われています。

ホームページが登場した当初は、ホームページを持っているだけでお客様が来ていました。価格も100万円~ぐらいでしたよ( ・_・;)内容と言うよりも「ホームページを持っている会社」ということで信頼性や先進性といったイメージが付いていました。

かつてのホームページは信頼性の象徴だったのです。

今、お客様から信頼を獲得するには?

それは「日々の取り組み」をありのままに伝えることです。

バブルの崩壊当たりから、建築偽装や食品偽装などが社会問題になっていました。販売者の信頼が揺らいだんですね。「表ではいいことばかり言っているけど、裏では何をやっているか分からない」とお客様が全業種について思っていると思って間違いありません。

それ以降、あらゆる情報のオープン化が義務づけられています。それでもまだお客様は販売者が信じられません。

「日々の取り組み」情報は、オープン中のオープンな情報です。なぜなら、作るまでの過程、店頭になるまでの過程の情報だからです。

「私の店では今日こんなことをしました」「いつもこんな風に検品しています」「今、私が○○商品の陳列をしました!」「このケーキを作るのに、こんなひと手間加えています」「お出しする料理のブロッコリーの種を今日植えました」など。

この不信感を払拭するには、日々の取り組みをオープンにお伝えすることが最も近道です。

オウンドメディアを中心に集客システムを作ることが急務です!

今ではホームページという概念が広がって、オウンドメディアという概念が広がっています。

オウンドメディアとは自社・自分所有のメディアのことです。当然ホームページも含まれます。オウンドメディアとして今、一番重要視されているのは何とブログなんですね!

ブログというと「日記」というイメージがあるかもしれません。ブログを書いていたけど集客できなかったよ!という経験も持っているかもしれません。

でもよく考えてみてください。ブログは「日々の取り組み」を発信するのに最適ではありませんか?

この日々の取り組み情報に、今お客様は興味があります。似たような商品を買うならば、何も分からない商品・サービスよりも、日々の取り組みなどの過程が分かる方が選ばれやすくなります。

ホームページは一度作ると、ほぼ更新なく固定された状態になります。GoogleやYahoo!などの検索エンジンは、更新のないWebサイトを上位表示しません。(お客様が訪れる有名企業は別)

ブログは、メールを書くように誰でも更新できます。スタッフみんなでブログをコツコツ書いていけば、だんだんとお客様が集まってきます。

そのブログに、お店の情報、商品・サービスについてに「日々の取り組み」を書いていけば、お店に行って商品を買ってくれるお客様が増えていくのです。

ホームページの役割は、変わらぬ存在をそこに示すいわば「静」の情報。ブログは、「日々の取り組み」を発信し続ける「動」の情報になります。

またブログへの集客に使えるのは、検索エンジンだけではありません。Facebook(ちょっと工夫が必要)やTwitter、LINE@・YouTubeなどのSNSからも、お客様を集客することが可能です。

まとめ

最初に言いましたよね?ホームページへの集客が成功した場合に限り、お店への集客が可能になると!

オウンドメディア(ブログ)で「日々の取り組み」を情報として発信してけば、オウンドメディアへの集客が成功します。結果、お店への集客も成功しますよね?

もしあなたが、今ホームページを作ろうとしているなら、ホームページを作るのはやめてください。その前にブログを作ってください。そして「日々の取り組み」を情報として発信してください。必ずあなたのお店にお客様はやってきますよ!

補足

ブログだけをコツコツ書いて集客しようと思っても、とっても とっても とっても時間が掛かります(T_T)

最短で集客するためにオウンドメディアをハブ(基軸)にしたインバウンドマーケティングという方法があります。詳しくは下の記事をご覧ください

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